食育だより
「和食」と子どもの成長
2026-01-21
2013年に日本の伝統的な食文化「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。和食は単なる献立ではなく、日本人の自然観や生活習慣に基づいた特別な文化です。子どもたちの成長にとってもよいことがあります。
★そもそも「和食」ってなに?
「和食」とは、ご飯を中心に、汁物、主菜(魚や肉)、副菜(野菜や海藻)を組み合わせる食事です。一汁三菜が基本ですが、カレーライスやお寿司もご飯が中心なので、和食のひとつといえるでしょう。
★なぜ、和食が子どもにとって良いの?
栄養バランスの良さ
和食は主食(エネルギー源となる)、主菜(体を作る)、副菜(体の調子を整える)をバランスよく摂取できる。
豊かな味覚の発達
「うま味」を活かした薄味は、濃い味付けに頼らず、素材本来の味を知る練習になる。幼少期に豊かな味覚を育むことは、偏食を防ぎ、一生の財産になる。
健康的な食習慣
食物繊維が豊富な海藻や豆類、野菜を多く使い、脂質が控えめ。生活習慣病の予防にもつながる、世界に誇る健康的な食スタイルである。
姿勢と集中力の育成
箸を使って食べることで、手先の細かな運動能力(功緻性)の発達を促し、正しい姿勢で食事をすることにつながる。
PDFはこちらから(中殿こども園の肉じゃがのレシピ付き)

「たべさせなきゃ」の食事から「一緒に楽しもう」へ
2025-11-20
食事の際の大人の関わり方は、子どもの食べる意欲に最も大きく影響します。 イライラしたり、怒ったり、急がせたりなど子どもにとって楽しくない雰囲気の中での食事は、子どもの食べたい意欲を低下させてしまいます。あたたかい見守りと声かけをすることで、子どもの食べたい意欲を高め、食事を楽しみな時間にしていきましょう。
★共感と肯定の言葉を
「早く食べなさい」「こぼさないでね」という命令や禁止の言葉は、子どもを萎縮させてしまいます。それよりも、「もぐもぐ上手だね」「にんじん、赤くてきれいだね」「みんなと同じお魚だよ、おいしいね」と言った共感や肯定の言葉を大切にしましょう。
★子どもの「自分で食べたい」気持ちを尊重する
手づかみ食べやスプーンやフォークを自分で使いたがるのは、自立心と意欲の表れです。汚されると大変ですが、床に新聞やビニールを敷いたり、汚れてもよいスモッグを着せたりなど大人がイライラしない工夫をして、子どもの「やりたい!」 気持ちをあたたかく見守っていきましょう。
★子どもが食べないことを責めない
大人にも食欲がない日があるように、子どもにも食べたくない日があります。「一口でも食べられてえらかったね。」「今日はそういう気分じゃなかったんだね。」と、食べないことを受け止める姿勢も大切です。無理強いは、食事そのものを嫌いになるきっかけになってしまいます。
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大豆製品を食べよう!
2025-10-01
大豆は「畑の肉」とも呼ばれるほど栄養満点な食材です。子どもの成長に欠かせない良質なたんぱく質をはじめ、食物繊維、カルシウム、鉄、ビタミンB群、イソフラボンなど、たくさんの栄養素が含まれています。ご家庭でも大豆製品を食卓に取り入れてみませんか?
★食卓に大豆製品を取り入れるメリット★
- 家計にやさしい 一般的に肉や魚に比べて安価なものが多く、食費の節約につながる。
- 脂質を抑えてヘルシー 肉に比べて脂質、特に飽和脂肪酸が少ないため、健康的。飽和脂肪酸は過剰に 摂取すると、動脈硬化を進行させる原因の一つとなる、血液中のLDL コレステロールが増加する傾向がある。
- 肥満の予防につながる 大豆製品は低カロリーなだけでなく、食物繊維を多く含む。食物繊維は、消化に時間がかかるため、満腹感が持続しやすく、食べすぎを防ぐ効果が期待できる。
- 和・洋・中、どんな料理でも使える
和食:湯豆腐、揚げ出し豆腐
洋食:豆腐ハンバーグ
中華:マーボー豆腐
PDFはこちらから(中殿こども園の豆腐ハンバーグのレシピ付き)

野菜に親しみ、健やかな成長を
2025-08-12
8月31日は8(や)3(さ)1(い)の語呂合わせから、『野菜の日』とされています。野菜には体の調子を整えるビタミンやミネラル、お腹をきれいにする食物繊維がたくさん含まれています。野菜が苦手な子ども達も多いとは思いますが、工夫することで野菜に親しみ、おいしく食べることができます。
- 積極的に食卓に出す
毎日の食事に野菜を取り入れましょう。色々な種類の野菜を出すことで、新しい味との出会いにつながります。
- 苦手な野菜も一口から
無理強いはせず、「一口だけでも食べてみようか」と優しく声をかけ、食べられたら褒めてあげましょう。
- 野菜に触れる機会を増やす
皮むきなどのお手伝いをしたり、プランターなどで簡単に育てられる野菜を一緒に育てることで、食への関心を深めることができます。 (園では今年は、5歳児さんと中玉トマトとパプリカを栽培しています。)
- 野菜についてたくさん話す
野菜に注目して、会話をすることで、野菜への親近感が芽生え、興味関心が高まります。(匂いや切った断面、野菜の中にある種の大きさや形など)
- 調理の工夫で食べやすくする
薄くて食べにくい葉物野菜は、芯を除いたり、食べやすく小さめに切って、柔らかく煮たり、ゆでたり、汁ものに入れたりなどしましょう。
固くて、土臭さがある根菜は、ほっくりとなるまで長時間煮て、出汁で仕上げましょう。 (園ではお汁や煮物に入れる大根や人参、ごぼうなどの根菜は水から入れて、調理しています。)
子どもの好きな味付け、または好きな食材と組み合わせておいしく食べましょう。(出汁をきかせたり、甘めの味付け、ツナや竹輪などを加える)
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健康的なおやつの選び方
2025-07-18
おやつには、食事と食事の間のエネルギー補給として、子どもの成長をサポートする役割があります。しかし、選び方によっては、虫歯や肥満の原因になってしまうこともあります。
★健康的なおやつの選び方のポイント★
①栄養バランス:成長期の子どもに必要な栄養素(タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラル等)をバランス良く含んでいるおやつを選ぶ。
【組み合わせ例】
牛乳+バナナ
おにぎり+小魚
シリアル+牛乳
チーズパン+野菜ジュース
蒸しさつまいも+牛乳
②食品添加物:添加物(着色料、香料、保存料等)が、なるべく少ないものを選ぶ。原材料表示をよく確認し、シンプルな材料でできているものを選ぶのがおすすめ。
③糖分:糖分の摂り過ぎは、虫歯や肥満の原因になる。砂糖や甘味料の使用量が少ないものを選ぶ。果物や芋類など、自然な甘さのおやつを選ぶのもよい。
④脂質:油分の多いおやつは、肥満や将来の生活習慣病の原因となる。また、少量でカロリーが高いため、次の食事に影響を与え、必要な栄養素の不足につながってしまう。
⑤塩分:塩分の摂り過ぎは、高血圧や腎臓病のリスクを高める。塩分控えめのおやつを選ぶ。市販のおやつは、塩分が多い傾向があるので注意が必要。

PDFはこちらから(中殿こども園のフレンチトーストのレシピ付き)
