食育だより
よく噛んで「お口の機能」を育てよう
2026-05-30
「お口の機能」は子ども達が一生使い続ける機能です。子ども達が給食の時間に練習している「正しく噛んで飲み込む力」は、健やかな成長の土台となり、豊かな食生活の基礎を築きます。
★噛むことの大切さ★
①噛むことは安全に飲み込むための準備 |
|---|
| 食べ物を細かくかみ砕き、唾液と混ぜ合わせて「飲み込みやすい塊」にする。これが不十分だと、喉に詰まらせ「誤嚥ごえん」のリスクが高まる。 |
②体を動かすための「スイッチ」になる・・・飲み込むだけでなく「育ち」を促す。 | |
|---|---|
| 消化・吸収を助ける | 唾液に含まれる酵素が消化を助け、胃腸への負担を軽くする。 |
| 脳への刺激 | 噛むことで咀嚼筋が動き、顎周辺の血流が促進される。 脳の働きとの関係も研究されている。 |
| 口の筋肉を鍛える | 噛むことで口の周りの筋肉が発達し、口腔機能全体の発達を支える。 |
| 顎を育てて歯並びを整える | 永久歯がきれいに並ぶためのスペースを作る。 |
③「おいしい」を感じるための「探求」・・・「噛むこと」の一番の醍醐味は味わうこと | |
|---|---|
| 味覚の発達 | よく噛むことで、素材本来の甘みや旨味が溶け出し、味覚が豊かになる。 |
| 満腹感 | 脳の満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぐ。 |
PDFはこちらから(切り干し大根と胡瓜の中華サラダのレシピ付き♪)

給食を楽しく、おいしく食べよう
2026-04-16
給食は単に栄養を摂るだけでなく、食事の楽しさや、感謝の気持ち、体の健康を自分で守るための力など、将来の子ども達の健康と社会性を育む大切な時間でもあります。子ども達の健康を共に支えていきましょう。
★園での給食で心がけていること★
- 安心・安全でおいしく、子ども達が楽しみに思える給食や手作りおやつを提供しています。
- 和風や洋風、中華風の献立をバランスよく取り入れたり、旬の食材を取り入れたりと、 様々な味覚体験ができるようにしています。
- ビタミンの豊富な果物を毎日の給食に取り入れています。
- 硬さや大きさなど子ども達の年齢にあった形状に配慮しています。
★給食をおいしく食べるために大切なこと★
規則正しい生活リズムの確立
食事・睡眠・遊びの時間を一定に保つことで、体が活動 モードにスムーズに切り替わります。
元気な体で登園しよう
しっかり寝て、すっきり元気よく登園することで、しっかり体を動かすことができ、お腹がすいて給食をより一層おいしく感じて「食べる意欲」が高まります。
朝食を食べよう
朝食は一日の活動エネルギーの源です。園での生活を支え、活発に遊ぶことができます。
PDFはこちらから(米粉のいちごジャム蒸しパンのレシピ付き♪)

食卓は最高の学び場「共食」の持つ魔法
2026-02-24
「共食(きょうしょく)」とは、家族や友だち、みんなと食事を共にすることです。栄養学的には同じものを食べていても、誰かと一緒に食べることで、 子どもたちの心と体に良い影響がたくさん生まれることがわかっています。
★共食が子どもに与える5つの素晴らしい影響
- 豊かなコミュニケーション能力
食事中の「これ、なあに?」「美味しかったね」という自然な会話は、語彙力や表現力を伸ばす。「聞く力」「伝える力」を育む大切な場である。
- 社会性とマナーの習得
誰かと一緒に食べることで、「みんなで分ける」「食事を待つ」「正しいお箸の使い方」など、相手を思いやる社会性と食事のマナーを無理なく身につけられる。
- 偏食の改善・食への意欲向上
友だちや大人が苦手な食材を美味しそうに食べることで、憧れや安心感から挑戦する気持ちが芽生え、食わず嫌いの克服につながりやすくなる。
- 精神的な安定と自己肯定感
家族や仲間と楽しく過ごす時間は、子どもに深い安心感を与える。楽しい食事の記憶は、幸福ホルモン(セロトニン)の分泌を促し、心の健康を支える。
- 規則正しい生活リズムの確立
家族が揃って食事をする時間を決めることは、起床・就寝の時間を整えることにつながり、生活リズム全体を安定させる。
★家庭での共食を深めるヒント
<<質を高める「5分集中」>>
たとえ時間が取れなくても、食事の開始から最初の5分はテレビやスマートフォンを消し、子どもと目を合わせ、「美味しいね」といった感想や今日あった出来事を話すことに集中すると食事の質を高められます。
PDFはこちらから

「和食」と子どもの成長
2026-01-21
2013年に日本の伝統的な食文化「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。和食は単なる献立ではなく、日本人の自然観や生活習慣に基づいた特別な文化です。子どもたちの成長にとってもよいことがあります。
★そもそも「和食」ってなに?
「和食」とは、ご飯を中心に、汁物、主菜(魚や肉)、副菜(野菜や海藻)を組み合わせる食事です。一汁三菜が基本ですが、カレーライスやお寿司もご飯が中心なので、和食のひとつといえるでしょう。
★なぜ、和食が子どもにとって良いの?
栄養バランスの良さ
和食は主食(エネルギー源となる)、主菜(体を作る)、副菜(体の調子を整える)をバランスよく摂取できる。
豊かな味覚の発達
「うま味」を活かした薄味は、濃い味付けに頼らず、素材本来の味を知る練習になる。幼少期に豊かな味覚を育むことは、偏食を防ぎ、一生の財産になる。
健康的な食習慣
食物繊維が豊富な海藻や豆類、野菜を多く使い、脂質が控えめ。生活習慣病の予防にもつながる、世界に誇る健康的な食スタイルである。
姿勢と集中力の育成
箸を使って食べることで、手先の細かな運動能力(功緻性)の発達を促し、正しい姿勢で食事をすることにつながる。
PDFはこちらから(中殿こども園の肉じゃがのレシピ付き)

「たべさせなきゃ」の食事から「一緒に楽しもう」へ
2025-11-20
食事の際の大人の関わり方は、子どもの食べる意欲に最も大きく影響します。 イライラしたり、怒ったり、急がせたりなど子どもにとって楽しくない雰囲気の中での食事は、子どもの食べたい意欲を低下させてしまいます。あたたかい見守りと声かけをすることで、子どもの食べたい意欲を高め、食事を楽しみな時間にしていきましょう。
★共感と肯定の言葉を
「早く食べなさい」「こぼさないでね」という命令や禁止の言葉は、子どもを萎縮させてしまいます。それよりも、「もぐもぐ上手だね」「にんじん、赤くてきれいだね」「みんなと同じお魚だよ、おいしいね」と言った共感や肯定の言葉を大切にしましょう。
★子どもの「自分で食べたい」気持ちを尊重する
手づかみ食べやスプーンやフォークを自分で使いたがるのは、自立心と意欲の表れです。汚されると大変ですが、床に新聞やビニールを敷いたり、汚れてもよいスモッグを着せたりなど大人がイライラしない工夫をして、子どもの「やりたい!」 気持ちをあたたかく見守っていきましょう。
★子どもが食べないことを責めない
大人にも食欲がない日があるように、子どもにも食べたくない日があります。「一口でも食べられてえらかったね。」「今日はそういう気分じゃなかったんだね。」と、食べないことを受け止める姿勢も大切です。無理強いは、食事そのものを嫌いになるきっかけになってしまいます。
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